大阪市鶴見区の小児科,皮膚科 医療法人 かめおかクリニック

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小児用肺炎球菌ワクチン

小児用肺炎球菌ワクチン 2021.1

(医)かめおかクリニック https://www.kamecli.jp/

情報(1)小児用肺炎球菌ワクチン
Hibと共に小児の細菌性髄膜炎の主な原因となるのが肺炎球菌です。この菌が原因の場合、7%が死亡し、40%に知能や運動の障害が残ると報告されており、両方のワクチンを接種すると髄膜炎の心配が減ります。
情報(2)小児肺炎球菌感染症の頻度が98%減少
○2000年からワクチンを小児の定期接種としたアメリカでは、肺炎球薗感染症が5歳未満で98%も減少し、ワクチンを接種していない高齢者での感染でさえ65%減少したと報告されています。
○肺炎球菌は髄膜炎のほか、肺炎・血液に細菌が入る菌血症・中耳炎などを引き起こします。
情報(3)生後2ヶ月~15ヶ月の間にワクチンを4回接種
標準的な接種スケジュールは、初回免疫を生後2~6ヶ月の間にそれぞれ27日以上の間隔をあけて3回、追加免疫を初回免疫の3回目から60日以上の間隔をあけて12~15ヶ月の間に1回の合計4回です。この時期を逃して、生後7~11ヶ月で接種を開始した場合は合計3回。1歳の開始なら合計2回。2~9歳の開始では1回のみの接種となります。
情報(4)比較的多い副反応
○小児用肺炎球菌ワクチンは副反応(ワクチンの副作用)が比較的多いです。
○添付文書(ワクチンの説明書)では赤くなる(84.0%)・発熱(71.3%)・腫れる(69.7%)・眠くなる(52.1%)など記載されています。ただ、いずれにせよ通常2日程度でおさまってきますので、様子見していただいて構いません。もし、風邪症状や胃腸炎の症状が出てきたら、ワクチンと直接関係なく何か感染症にかかった可能性があるので、お気軽にお問合せもしくは受診してくださいね。