医療法人 かめおかクリニック

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B型肝炎ワクチン

B型肝炎ウイルスワクチン:ビームゲンとヘプタバックス 2015.10.1

(医)かめおかクリニック http://www.kamecli.jp/ 亀岡明夫

情報(1)B型肝炎は感染力が強いので乳幼児ほど要注意!
○B型肝炎の主な感染経路は母子感染、性行為、医療行為等であり、日常の生活では容易に感染しないと考えられていますが、汗、唾液、涙、尿からウイルスが分離されており、保育園での噛み付き事故での感染も報告されています。
○針刺し事故で感染する確率はHBV(B型肝炎ウイルス)が30%、HCV(C型肝炎ウイルス)が3%、HIV(エイズウイルス)が0.3%といわれています。HCVとHIVが輸血や性行為でしか感染しないのに、HBVはキスや唾液からでも感染するほど感染力は強力です。
○性行為で感染した場合、成人は免疫力が発達しているため急性肝炎を経てほとんどの人が体からウイルスを排除でき治りますが、母子感染の場合、乳幼児は免疫力が弱いためウイルスを体から排除できずキャリア(ウイルスを体内に保有し続ける)化してしまうことがあります。
情報(2)B型肝炎キャリアにならないためにワクチンを!
○3歳までにHBVに感染するとキャリアになりやすい(キャリアの10~15%が慢性肝炎→肝硬変→肝がん)ので、お子様が3歳未満の間にワクチンを接種されることを是非お勧めします。
○不思議なことに他の多くの不活化ワクチンと違って幼いほど抗体の上昇が良く、0歳で3回接種するとほぼ100%の乳児に十分な抗体が誘導されます。成人の場合、3回接種しても70~80%程度の人にしか十分な抗体が誘導されません。
情報(3)ワクチンはビームゲンとヘプタバックスの2種類あり
○世界初のがん予防ワクチンは、子宮頸がん予防ワクチンではなく、B型肝炎ワクチンです。わが国ではB型肝炎ウイルスによる肝細胞がんの死者は4,000~5,000人/年で、子宮頸がんの3,000名を超えています。HCVと違いHBVではしばしば小児期でも肝細胞がんに移行します。
○台湾ではワクチンが始まる前は人口の30%がキャリアでしたが、1980年代からの定期接種化で10%まで減りました。先進国では日本とイギリスで定期接種になっていませんが、2016年にやっと日本でも定期化が予定されています。
○HBVにはGenotypeが8種類あり、ヘブタバックスはGenotypeA、ビームゲンはGenotypeCのみを抗原に含みますが、抗原性に普遍性があり、1種類の抗原で8種類をカバーします。子宮頸がんワクチンのような交差性の問題は無いとされています。
○かめおかクリニックは今まではビームゲンのみを接種していましたが、ヘプタバックスも希望があれば接種致します。ワクチンの接種費用はどちらも1回5,000円(税込)です。ヘプタバックスを希望される場合は予約して下さい。
○任意接種の場合、0,5mlを4週間隔で2回、さらに初回より、0~24週を経過した後に1回0,5mlを皮下・筋肉下に注射。ただし、10歳未満の方には1回0,25mlを皮下に注射します。