医療法人 かめおかクリニック

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子宮頸がん予防ワクチン

子宮頸がん予防ワクチン(サーバリックスとガーダシル) 2015.10.1

(医)かめおかクリニック http://www.kamecli.jp/ 亀岡明夫

情報(1)年間15,000人が発症し、3,500人が死亡するがん
○日本では子宮頸がんの20歳代、30歳代の罹患率、死亡率ともに増加しています。子宮頸がんは一番初期(0期)のがんも入れて、一年間で約15,000人が発症し、約3,500人が命を落としています。ほとんど自覚症状がないため、しばしば発見が遅れます。
○ピンクリボンのキャンペーンで乳がんが注目されていますが、実は20歳代、30歳代に限りますと、子宮頸がんのほうが乳がんよりも多いのです。
情報(2)原因はヒトパピローマウイルスに感染すること
○子宮頸がんの原因はヒトパピローマウイルス(HPV)という、発がん性のウイルスに感染すること。このウイルスは一度排除されても、何度でも感染する可能性があります。
○本来は皮膚や粘膜にいぼを作るウイルスで多くの種類があり、HPVは性交渉の経験がある女性であれば、60~70%感染します。
ワクチンを接種することでウイルス感染→子宮頸がん発症を予防することが出来ます。
情報(3)2006年頃から世界的にワクチン接種を開始
○世界的な主要国では、11歳から14歳ぐらいの年代に公費による接種を行っている国が非常に多いのです。何故ならこのワクチンが一番効果を発揮するのは、性交渉がほとんどない11歳から14歳ぐらいがいいからです。少なくとも20年間抗体が維持されます。
○3回接種しないと十分な予防効果が得られません。腕の筋肉に注射します。主な副反応(頻度10%以上)はかゆみ、注射部分の痛み・赤み・腫れ、胃腸症状(吐き気、嘔吐、下痢、腹痛)、筋肉の痛み、関節の痛み、頭痛、疲労など。まれにアナフィラキシー。
情報(4)ワクチンはサーバリックスとガーダシルの2種類
○日本では今年になってやっと定期接種となりました。ただし、対象は小学6年生から高校1年生(の女子)のみです。自費の場合かめおかクリニックでの1回のワクチン接種費用は16,000円(税込)、計3回で合計48,000円(税込)になります。
○ワクチンには2種類があり、サーバリックスで接種を開始した人はサーバリックスで(接種間隔は初回接種のあと1ヵ月後と6ヵ月後)、ガーダシルで接種を開始した人はガーダシルで(接種間隔は初回接種のあと2ヵ月後と6ヵ月後)最後まで接種しますのでご注意ください。
○どちらのワクチンでも接種後に、強い痛みによるショックから気を失ったり、倒れたりするケースが多発しているとして、厚労省は医療機関に注意喚起を行いました。(1)接種後の移動は保護者や医療従事者が付き添う。(2)接種後30分程度は椅子などに腰掛け、安静にするように呼びかけていますが、現在この予防接種は推奨されていません